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淡路島の桜

投稿者:operator

自然

淡路島のキャンプ場「FBI Awaji」でも
桜が咲いてお花見できます!

吉村 司

キャンプ場の中に咲く2本の桜。海の前でも力強く毎年花を咲かせます(写真は2022年撮影)

FBI awaji https://fbi-camping.com/awaji/

吉村は淡路島と鳥取・大山で仲間達とキャンプ場を手掛けています。
淡路島の「FBI Awaji」はもう開業して今年で13年目。
元々老夫妻が海の家とキャンプ場を営んでおられたのですが、お二人がご高齢になったのを機に廃業。ご縁があってその土地を買わせていただき、海の家だった建屋をリノベ―ショーン。
キャンプ場だった平地はそのまま活かして、新しいキャンプ場を開業しました。
敷地内には、新たにキャビンを8棟新築しましたし、
少しづつ自分達が求めるキャンプ施設に改装していきましたが、まったく変わらない場所があります。ビーチを見下ろす高台のキャンプサイト。
ここはかつてのキャンプ場と何も変わらない佇まい。
その時代を知る常連のキャンパーの方々には懐かしい思い出の場所となっています。

そこに2本のソメイヨシノが根付いています。
先代の土地所有者がかつては田んぼだったこの土地をキャンプ場にした昭和40年代に植えられた桜だとか。
そういえば、敷地内はいたるところに様々な木々が植えられており、先代の思いを今に伝えています。僕たちがこの土地を購入した際、先代様のご主人は齢100歳を越えられており、お目にかかることはありませんでしたが、
まさに2本の桜の木が何かを繋いているように思えて仕方ありません。
そして、毎年春になると、美しい桜が咲き誇ります。
海からの潮風にさらされ、冬になれば連日暴風が吹き荒れる過酷な環境の中なのに、
2本の桜は毎年、鮮やかな桃色の花を咲かせます。
そんな桜の木の下に立つと、この景色をこよなく愛し桜を植樹した先代様の思いがひしひしと伝わってきます。
この原稿を書いている2月28日現在、今年もまた、2本の桜は枝に大きな蕾を膨らませて今まさに咲かんと待機しています。
この辺りの桜は大阪や神戸より少し遅く咲くようです。

そして僕は、キャンプ場内に建てた自宅の庭に2年前に1本の桜を植えました。
2本の先代桜のように半世紀を経ても咲き誇ることを願って。