脚立、梯子のトップメーカーの工場には
アウトドアにも絶対使える!!
新しい発見がいっぱいありました。

吉村 司

　大阪には様々な市場でトップメーカーとして活躍する企業がたくさんあります。例えば長谷川工業（大阪市西区）は脚立、梯子の製造販売を手掛ける老舗トップメーカー。個人が車の洗車用に使用する脚立から、飛行機の洗浄用に使用する脚立まで、実に幅広い製品を世に送り出しています。

　そんな長谷川工業の製品を製造する西脇工場を視察する機会がありました。静かな山間に建つ工場には、大小様々な脚立、梯子が並べられて、ここでは特殊な脚立、梯子の製造も手掛けています。

「脚立にせよ、梯子にせよ、最も重要なことは安全性です。人を支える器具なので強度だけでなく長年の使用にも劣化しない耐久性もとても大切ですね」と工場を案内しながら説明してくださったのは長谷川義高副社長。

　そんな圧倒的な安全性と機能性を有した製品を創るだけではなく、同社では新しいチャレンジも次々と打ち出しています。例えば「見せるおしゃれ脚立」がコンセプトの「ハセガワ　ブラックレーベル」は、フォルムも美しい漆黒の脚立。

「脚立といえば倉庫等にしまって見せないもの、というのが当たり前ですが、インテリアとして見せる脚立があってもいいのでは？という思いから企画開発したものです」という長谷川副社長。さらに長谷川副社長が手掛けた新機軸が「コラボ脚立」。世界的なラグジュアリーブランドやアーチストたちとデザインをコラボした脚立で、シュプリームとのコラボ脚立は世界的な話題になりました。さらに2022年にはクリエイターの藤原ヒロシさんとコラボしたデザイン脚立はネット販売数分で完売するという快挙も成し遂げました。

　安全性と機能性とデザイン性を兼ね備えた脚立や梯子。これってひょっとするとアウトドアでも活用できるのではないでしょうか？テントを設営する際の足場として活用するのは勿論、バーベキューをする際の調理台や、イス、テーブルとしても活用できるのでは？そんな思い付きを長谷川副社長にぶつけてみたところ….

「それは面白いですね！脚立の使い方にタブーはありせんよ（笑）。早速うちの企画開発チームとも検討してみましょう」

　工場視察から思わぬプロジェクトが生まれました！

　このプロジェクトの進捗はこのブログで随時ご報告していきます。今お伝えできることは、脚立や梯子とアウトドアの相性は抜群であるということ。大阪の老舗企業が生み出す伝統ブランドにこそ、素晴らしいポテンシャルがあります。

長谷川工業　https://www.hasegawa-kogyo.co.jp/